【コラム】私の考える仕事観⑥



私の考える語彙力について 


さて、前回から続く、下記の「仕事観」、

【コラム】私の考える仕事観③

  1. 共同体意識の醸成
  2. 人間形成
  3. ボキャブラリー
  4. 俯瞰力
  5. 物理力
  6. 要領
  7. プレゼン力

について。

ボキャブラリー、ご存知の通り訳すと「語彙力」のことだが、当然日常生活の中からいくらでもトレーニングも可能で、ある意味ではこれも幼少期からの親との会話から育んでいくものなのでこれが「育ちの良さ(悪さ)」として影響を受けていくのは言うまでもない。

ちなみに、私の子どもたちは、いわゆる「日本の熟語」を名前にしており、2人とも私が思いついて名付けた(相手方は、漢字を一文字考えた?とかで、”一緒に決めた”と思っているようだが、違う)。

今でもはっきりと覚えているのだが、まず私が「○○(子どもの名前)なんていいんじゃない?」と言うと、慌てて携帯で調べていた。そして、子どもが産まれてすぐに、相手方親に、

私「子どもの名前は○○に決めた」

相手方親「なにぃ、そんな変な名前」

と言われ、その晩、帰って辞書で調べたらしく、その翌日には、

相手方親「○○、いい名前だねぇ」

と言っていたのは昨日のことのように覚えている。常々相手方親は、「私はちゃんと仕事して生きてきた」というようなニュアンスを発したり態度に出してきていたくせに、そんな言葉も知らないのかと呆れ返ったものだ。ちなみにだ、特に上の子どもの名前は、さして難しい意味ではない。日常的に使うこともあれば、何かの固有名詞になっていたり、比喩として使われるような、巷に溢れているとは言わないまでも「まともな」日本人であれば誰でも知っているような熟語だ。その時は率直に、

「なんだこの頭の悪い人間は」

 

と相手方、相手方親に対して思い、「結婚して大丈夫だったのか?」との思いがよぎったことをここに記しておく。

 

また話が脱線するのでここまでにしておくが、これも私が言うまでも無く、言葉などいくらでも知っておいて損はない。上の例でも分かる通り、いつなん時、自分の発した言葉で相手が自分を良くも悪くも判断するのかわからないからだ。

そのように日常生活の中ではもちろんのこと、当然ながら社会に出るとそれは見事に顕著に出る。

断っておくが、私自身語彙力がある方では間違いなくない。当ブログを見ていただいている方ならお分かりだろう。身の回りにそう言った良い影響を与えてくれる人がいるので、自分の諸々のレベルなど分かっているつもりだ。だからこそ、やはり語彙力がある人はそれだけで賢くも映るし、実際にデキる人間であることが多いように思う。

と言うことは、その印象というのは往々にしてプラスになることが多いと考えると、繰り返しになるが語彙力があった方がいいに決まっている。それは、「7.プレゼン力」にも繋がっていくと思うが、社会に出ればそれこそ色々な種類の人間の中で、多くの場合「競争」になるわけだ。そこには当然のように対”ひと”との関わりが無数に繰り返される。その至る所で、自分という人間を他人に判断される。その判断の材料の一つが、「語彙力」でもあると思うと、誰も軽視はできないではないだろうか?

また上の例を持ち出すが、会社の同僚との会話で、

A「今度の社則、結局○○は堅持されるんだってー」

B「けんじ、てなに?」

というような会話がなされた時、AはBをどう思うだろうか?(私の子どもは”けんじ”という名では無いが、分かりやすいので用いた)

Bが二十歳であれば、まだ分かる。それが20代の社会を経験した人間だったらどうだろう?



言葉は使ってこそ意味がある


その語彙力をつける方法としては、

  • 読書
  • 他者との会話
  • ネット

など、今の時代困ることは無いと思うが、その身につけた語彙力も、自ら使わなければ全くもって意味がない。間違っても「語彙力自慢」にはならず、何よりも

自分だけの言葉にするため

 

に、積極的に使うことをおすすめする。

  • 「聞いたことがあるけどどうやって使うんだろう?」
  • 「この単語見たことはあるけどなんて読むのかな?」

誰しもこのような経験はあるだろう。私も人並みに他社に影響されてきたが、言葉などは他人の発した言葉をそのまま伝えるだけでは絶対に自分の言葉にはならない。意味を理解し、自分なりの言葉に置き換えて「誰かに」話すことでやっと自分のものになるものなのだ。

最初は友達同士や親との会話からでもいいだろう。そしてやはり、仕事の同僚、さらには自分のクライアントに対して使えるようになって自分の血肉になっていく。

 

人は皆、なんらかの仕事をして生きていかなくてはいけない。今の時代、「1人でも稼げる」「フリーランスとしてやっていうく」確かにそのような可能性は広がったかもしれない。ただ、そのような情報だけに頼って自分の力を過信するのはまさに勘違いだ。ほとんどの人は、誰かと関わって”しか”生きていけない。だからこの「語彙力」など、軽視して良い訳があろうはずもない。

そこには「4.俯瞰力」も密接に関係していることを次回は書いていこうと思う。

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