親の影響は思いの外大きい
タイトルの”ひろゆき”氏。2ちゃんねるの創始者、という以外は私はこの人のことを知らないのだが、WEBニュースではよく名前を見かける。今回そのニュースにて共感できる内容を話していたので取り上げたいと思う。
記事「ワタナベマホト“本名問題” ひろゆき氏が生釈明「やっぱり擁護派って頭悪い」(配信 東スポWEB)
以下記事。
「元2ちゃんねる管理人で実業家のひろゆき氏(44)が19日、ニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA TV)にリモート出演。元人気ユーチューバーの「ワタナベマホト」こと渡辺摩萌峡容疑者(28)の本名についてツイッターで“分析”したことに言及した。当該ツイートは渡辺容疑者逮捕の記事を添付し「親の知能は子供に遺伝します。他人が自分の子供を呼ぶために、名前をつけるのですが、一般的に読めない名前をつける親は頭が良くない可能性が高いです。よって、読めない名前の子供は遺伝により頭が悪い可能性が高いです。と言う話をしてたら、また実例が増えました」と記述。これにフォロワーが「普通の名前で犯罪してる人もいる」「キラキラネームの子どもの犯罪を名付け親に紐づけるのはおかしい」などと反応し“炎上”した。 ひろゆき氏は今の考えを聞かれ「特に変わってない」ときっぱり。「可能性が高いって言ってるだけで、キラキラネームが頭が悪いとは書いてないんですよ」とし、「『可能性が高い』と『キラキラネームが頭が悪い』の文章の違いが分からない人が噛みついているので、やっぱり擁護派って頭悪い人が多いのかなとは思ってます」と主張した。 またツイートに至った経緯については「元々、人間の知能って60%IQが遺伝すると言われてる。何年か前に文科省が10万人の生徒の成績をアンケートしたのがあって、母親の学歴と子供の成績って相関するんです。で、母親の学歴が高い方が、子供の成績がよくなると。父親と母親が収入が高い方が、子供の成績よくなるとかは数値として出てきている。それで、頭がいい大卒の方が収入が高いというのも決まってますよ、と。なので、ある程度頭の良さと収入は比例するし、子供の成績も比例するっていうのは、遺伝と環境、両方で説明がつく」とコメント。 「これは別に間違ったことを言ってるわけではないと思うんですよね」と平然と言い放った。」
該当箇所は、
「母親の学歴が高い方が、子供の成績がよくなると。父親と母親が収入が高い方が、子供の成績よくなるとかは数値として出てきている。それで、頭がいい大卒の方が収入が高いというのも決まってますよ」
ここではあくまでも”統計”の話として、要するに「可能性が高い」と言っているに過ぎないものだ。私も何度もこの投稿で取り上げているが、「あくまでも可能性」であってそれが絶対的なものであるわけではないのだが、であれば、当然放送界の連中が何か、この場合親権者を決める場合の資料としては十分に役に立つものではないだろうか。何より、
この弁護士に会った際に、
弁護士:「幼少期に母性が必要ということは統計的にも、、、」
という話があったのだが、正直に言って私は「収入による子供への影響」と「母性の子供のへの影響」がどちらがより信憑性があるかなど優劣をつけることはできない。ただこの「収入が高い」というくだりにおいては、子供に引き継がれるものとして、
- 遺伝子
- 実際のお金
の2つがあるとする。遺伝子としては当然優劣もあるが、遺伝子が優秀だからと言ってそれが収入に結びつくとは限らない。それは当然ながら環境に依存する、と私は思う。(当然ながら、「私が思う」ことよりも「統計」の方が信憑性があることは理解している)
「子育てはクリエイティブ」だと言うけれど
というのも、「高収入の親=子供の優秀で高収入になる」といことには、当然その親のお金による「子供へのより優れた環境への提供」ということが間違いなくある。それは、場合によっては目に見える形での「学校」であるかもしれないし、「家」など住環境であるかもしれない。それは多く場合見かけだけの場合も多く、親の収入と関係のないものかもしれない。私が言いたいのは、高収入になる人には程度の差はあれど間違いなく、
- 努力
- 運を引き寄せる力
- そこに至るまでのロジック
などを知ってか知らずなのか経験を持っていて、それが生活にも活かされていると思う。当然それが子供への教育にも活かされていく訳だから違いが無いと思う方がおかしい。
よく「子育てはクリエイティブだ」なんて言い方をする。確かに私もそう思う。別項でも取り上げるが、この「何かを作り上げる」という行為、仕事であることがほとんどかもしれないが、この裏付けは何も突飛な発想だけでは無い。そこには確実に「経験に基づいた引き出し」が存在している。
よく「学生での経験は社会に出たら何にも役にも立たない」と言われる答えはこれだ。社会に出て仕事をしている人間には、少なくとも「仕事を通して人間関係、お金のやり取りなど様々なナマの経験をしている」というほとんどの場合学生時代には体験し得ない経験と責任がある。
経験が無いにも関わらず先を考えるというのは「創造」ではなく「妄想」だ。この違いは思いの外大きい。
私の場合の相手方のように、「職歴ナシ・元無職」のような人間が、子供の将来のために何かを提供することは、はっきり言って無理がありすぎる。そこにあるのは妄想と、片手にある「スマホの世界」のみなのだから。
お金がある親は、子どもに対して用意してあげられる環境の違いが間違いなく存在する。それは、メンタルなどと言った内面の数値に表しにくいものではなく、「お金(納税額でもいい)」として数字として示されているものなのだから、誰にでも納得がいくものではないだろうか?
法曹界などこの程度
ではなぜ、「母性」という数字に表しにくいものよりも、親の収入による差を「全く」親権を決める際に裁判所は判断しないのか。答えは簡単だ。
「母親に親権が行く可能性が低くなるから」
これ以外に、ない。
確かに、男性と女性の収入格差は依然として残っている。理不尽な理由でそれを維持するのは私も間違っているとは思うが、逆に女性でもそのあたりの会社員よりもよほど収入がある人はいる。例えば、男女差別を訴えているフェミニストの連中などが自分たちのエゴを通したいがために騒ぎ、収入格差が縮まってくる世界があるとしよう。そうすると、当たり前ながらこの離婚問題に関わらず全てを性差なく判断することになるだろう。その場合、この親権に限って言うと、間違いなくこの連中は騒ぎ出す。これまでの男女がなくなり喜ばしいことなのに、だ。
そもそも、この今の「男性蔑視」の離婚問題について、まさに明確な「差別」が依然として繰り広げられれているにも関わらず、このフェミニストの連中はそれを当然の自分の権利と思い込み、「男性の差別を解消しろ」などとは、絶対に言わない。自分たちに都合が悪くなるからだ。
この状況だけみても、その他多くの「男性蔑視・女性優遇」の考え方がいかに危険がお分かりいただけるだろう。この連中は、自分たちに不利になるようなことは絶対にしないし言わない。このような連中に好き勝手騒がれて、法律をねじ曲げてきたからこそ「男性と女性の対立」が存在し、それを助長させている。
付け加えておくと、離婚問題においてこのような問題点を指摘している弁護士など皆無だ。先の、私が会った弁護士に至っては、
「離婚後の収入差の補填は養育費があるから、、、」
などと戯言を言う始末。親からの援助を含めて、お金が「ある」状況ではなく、お金を「作り出す力」がいかに重要か、これもあなた方法曹界の大好きな「統計」で明確に出ているが、それについての反論は?ぜひ、お待ちしている。