【コラム】人の自立とは

幼少期の親との関わり方が大きい




最初に断っておくが、あくまでも私の主観であり、この分野については専門家でもない。そもそも「自立」という言葉自体が下に書くように、人によって感じ方が異なる程度の曖昧糢糊としたものはずなので、あくまで私の”感想”として読み進めて頂けたらと思う。

ちなみにGoogleによると、

「【自立】じりつ

自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやって行くこと。」

とのこと。

 

と言うように、ひとことで”自立”と言ってもいろいろな解釈があると思う。

「学校を卒業して働きに出ること」
「親元から離れて一人暮らしをすること」
「結婚して一家の主(あるじ)になること」

などなど。簡単に言ってしまえば、

「自分が働いたお金で衣食住を賄うことができること」

 

と、ここでは定義したい。

もちろん今回の題材は、相手方が「自立をしていなかった」と言う事もあるからなのだが、勘違いして欲しくないのは、自立していなければ結婚は出来ないなどと言うつもりはなく、ただ、

【コラム】私の考える仕事観②

こちらにも書いたように、「自立していない=仕事をした事がない」ことが大きな原因と私が感じているだけで、全ての人に当てはまるとは思ってはいない。あくまでも、「私の感想」程度の話だ。

とにかく相手方が仕事をしたことがないことは、もちろん当人の意識の低さが大問題ではあるのだが、その親の影響があったことは間違いがない。とにかく、親離れ・子離れが出来ていなかった親子であった。

親離れ子離れ


相手方の状況については、

2.ことのはじまり

こちらの投稿にも書いた。とにかく、一度も組織に属して働いた事がなく、ということはすなわち破滅的に世間知らずであった。

学校を出て就職をせず、「○○講師」とやらとアルバイトをしていたようだが、もちろんその「○○講師」の場所は全て、その親から提供されたものだった。その状態から結婚をする訳だが、結婚直前に、その親から車を買ってもらう事が決まる。某ドイツ車の新車。しめて250万円強だったように思う。ここでは特にこれと言った感情もなく、私も某ドイツ車を所有していた事もあって、「まぁ嫁入り道具かな」程度に思っていた。

この相手方の親と言うのが、この子どもにしてこの親あり、と思えるようなそれはもう言ってしまえば不気味な人間であった。また別の項目で書きたいと思っているのだが、私の親に対する嫌がらせ(これは相手方から私の親へも何度もあった)、特に言動や態度などがそれはもう背筋が凍るようなものだった。ちなみに、私の親からは、離婚問題勃発後に相手方親からの嫌がらせのようなことがあったと聞かされた。

ちなみにこの相手方親の住まい、相手方の実家と言うことになるが、いわゆる地方であり、個人的に大嫌いな「山や川、海など自然が全く無く特産がある訳でもない、逆に何もないだけの田舎」で、大地主だとかそういった類でもない。地域のことを「部落」と呼ぶようなところだ。その住まいが関係しているかどうかは知らないが、とにかくこの親と言うのも地元から一回も出た事がないような本当に自分の正解が狭い人間で、私も何度も嫌な思いをさせられた。

 

これも私の親から聞かされた話だが、どうやら相手方親は、相手方の学校を決める際、

「手元に置いておきたかったから地元の学校に行かせた」

と言うことを後ろめたいよりもむしろ得意げに言ってきたらしい。私の親はこのあたりから「おや?」と思うようになったようだ。私の親は、私の姉にあたる娘に、高校のことから海外に行かせたり大学も一人暮らしをすることを許すなど、それは子どもの「自立」のために必要だと思ってさせていただけに、特に違和感を持ったようだ。ちなみに、学校卒業まで免許を持っていなかった相手方は、ほとんど毎日のように、親に家から学校までの送り迎えをやってもらっていたと後から聞いた。

 

40を超えた「子ども」を養うとはどんな心境なのだろう


結論から言うと、不本意ながら相手方に親権がいってしまったために、相手方が子どもたちの「世帯主」となっているはずなのだが、そもそも離婚問題勃発以降、弁護士の着手金なども含めて現在進行形で、

「相手方親が、相手方と子どもたちを養っている」

 

と見てまず間違いはない。異様な状況だと思わないだろうか。結婚当初からも相当の援助をしていたようで(これは、結果的に最後の会話になったが、相手方親と私が電話で話した際に聞いた。詳細は別途書く予定)、さらに、その援助の原因が「私」になっていた可能性も高い。ちなみに私の年収は、転職もしたために変動はあるのだが、結婚か離婚問題勃発まで、おおよそ「400万〜550万」程度と言ったところであった。毎月の収支も改めてソースを提示しようと思うが、家賃8万程度のマンションに住み、普通の生活は送れていたと思う。それでも、見栄を張るところを間違えているのか、お金持ちが多いと評判?の幼稚園に迷わず通わせたり、これもお金持ちが習うと言われる習い事を上の子どもにさせたりしていた。援助をしていたと相手方親から直接聞いたので、当然私の収入では足りなくなったのだろう。相手方親は、

「子育ての手も離れた自分の子どもに働く事を勧める前に金銭的な援助をし、そればかりか私(とその収入)を批判していた」

 

のだ。離婚問題勃発後に、相手方は下記3つの仕事で合計「年収」50万円と言うことは先の投稿にも書いた。

  • 楽器の講師料
  • 知人の教室のヘルプ(アルバイト)
  • 一般的なアルバイト(サービス業)

この「知人の教室云々」というのは、離婚問題勃発前からも少ししていたのだが、この金額も恐ろしい。内容は、子ども相手の教室のスタッフのようなものだったと思うのだが、その教室に預ける親はそれに対して、1回につき2000〜3000円支払う。そこから相手方へのバイト代は数百円だったと聞き、それを諭した事がある。暗に、「それは仕事とは呼ばない」と伝えたかったからだ。当然施設の管理者である知人の取り分として幾らか抜かれてしまうのも分かる。わかりやすく金額を決めよう。

  • 利用者は1回につき2000円
  • 相手方へのバイト代は1回800円
  • 拘束時間は90分(移動時間除く)

上記の通り、2000円ー800円=1200円が、その知人の取り分ということなる。言ってしまえばこれが高いという訳ではなく、私が伝えたかったのは、

「人に使われるとはこう言うことだし、それを偉そうに『仕事があるから』と言うな」

という意味を込めていた。しかも、その「仕事」とやらは1週間に1回以下しかなかったのだ。さらに、その際、子どもたちの面倒を相手方親に見てもらっていた。ちなみにその相手方親の家というのが、当時住んでいたところから車で1時間強のところ。距離にして20キロほどのところだ。これも計算してみよう。

燃費15km/ℓ、レギュラーガソリンが120円/ℓだと考えると、往復40キロとなるので、ガソリン代だけで、40キロ÷15km/ℓ×120円=約320円かかっていることになる(相手方親にそれだけのお金を使わせている)。目に見えるだけのお金だけで計算しても、800円から320円を除くと、手元に残るのは500円も無いと言う事が分かる。これは仕事などと言うものでは断じて無い。時給など計算するまでも無いだろう。この程度の事でも子どもたちに、

「ママはお仕事に行ってくるね」

と言っていた時の事は、あまりのおぞましさによく覚えている。そのために親にガソリン代と時間を使わせ、行き帰りで3時間ほど、準備なども加えるとそれ以上の時間を費やして数百円を持って帰ってくる訳だから、まさに狂気としか思えないだろう。(この「ママ」という呼び方についても、別項で書く予定だ)

 

そしてその相手方親も、いつまでも”子ども”の感覚でいるから、「自分が子どものために何とかしなければ」と言う思いが屈折して完全に間違った方向に言ってしまっている訳だ。いつでも子どもの非について咎めることも指南することもなかったために、自立どころか完全に「子育ての延長」として40を過ぎた我が子を文字通り「養って」いる訳なのだ。

「お金が足りなくなれば親にもらえるからいいか」

40歳を過ぎた人間が、この先にこの考えを覆すことは実際には難しいだろう。

 

その相手方親にしても、今後会うことも話すことも無いが聞いてみたい事がある。

「たまたま運良く”合法的に”誘拐して親権を持っただけの、1人では生きられない人間を作り、私の大事な子どもたちを不幸な運命に追い込んだ気持ちはどんなものですか?」

と。

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