EU議会:日本の実子誘拐に関する決議(2020.7.8)
去る2020年7月8日、EU議会本会議において「日本における国際間及び国内の実子誘拐に関する決議(European Parliament resolution on international and domestic parental abduction of EU children in Japan)」が圧倒的多数(賛成686、反対1、棄権8)で可決されたというニュース。
この「共同親権」については別項でも何度かに渡って書いていこうと思っているが、私は賛成の立場だ。反対派も賛成派ももちろんいてそれぞれに理由はあるのだが、私が賛成するのは、今の日本国の法曹界に蔓延するこの「男性蔑視」の考え方の是正になる可能性があることがその理由。どう言うことかと言うと、
こちらなどにも書いたように、
「女性に親権が渡るのが当たり前」という考え方がある以上、子どものことなど二の次にして「ただ自分が相手と別れたいから」という理由で離婚を決めている夫婦が想像以上に多いと見え、離婚しても単独親権ではなく共同親権が決まってさえすれば、子どものことをより深く考える契機になると思っているからだ。
共同親権については、下記の方々が力を入れて活動をされている。是非参考にしてみて欲しい。
そうだったのか!共同親権より「EU議会「日本における、国家間及び国内の実子誘拐に関する決議」 採択への共同親権運動声明」
共同親権共同養育草の根活動より「欧州議会の日本の実子誘拐に関する決議を翻訳・解説 Part 1」
また不穏な動きも
こちらは2020年7月10日の中日新聞の記事。
これだけの記事では判断がしにくいが、相変わらずの中日新聞。このようなスタンスにブレはない様だ。外務省大鷹報道官とやらのことは私は知らないが、本当に言ったかどうかの真意はともかくとして、誰かが明確な意図を持って、
「日本には共同親権は不要」
と誘導しようとしていることは間違いがない。これもまさにレッテル貼り、プロパガンダだろう。
結婚・離婚の制度自体、もしくは離婚する、またしようとする夫婦の現状をよく分析・把握することが大前提だが、その上で議論を戦わせることは大いに結構だと思うが、この中日新聞の記事の様に、
”共同親権は日本には不要”
と、まさに思考停止に陥れるが如くレッテル貼りはやはり健全とは言い難い。
今後、こういったニュースも積極的に取り上げていきたいと思う。