【コラム】 モラハラとはなにか。その意味や現状の認識を考える

モラハラなるもの


ここ数年の内にすっかりと市民権を得た感のあるこの”モラハラ”という言葉。
これについて私自身思うことを述べていく。

「モラルハラスメント」を略したものだということは皆知るところだと思うが、その意味するところは、

  • 倫理や道徳に反して嫌がらせを行うこと
  • 無視や暴言の他、わざと不機嫌に振る舞ったり嫌がらせをするといった行動

というような解釈が一般的かと思う。

さて、最初に相手方から調停を起こされた際、その原因として、
「日頃からのモラハラ云々」
という記載があったように思う。(ソースはまた後日アップしていきたい)
では実際にはどのような夫婦生活を送り、またその中の何が「モラハラ」となったのか。

私自身には全くその認識がないので、そもそもの話、上記の
「嫌がらせ」=「意図したもの」
となるはずなので、モラハラには該当しないはずなのだが、この弁護士を交えた離婚の話し合いというものが、

  • 悪口を言ったもの勝ち
  • 無いことの証明ができないもの(まさに悪魔の証明)の応酬

ということに終始するため、まさに「茶番」で言葉にするのも馬鹿馬鹿しいと思うものの、この離婚調停や裁判がどんなものかとお伝えするために一つ一つ書いていく。

コトの発端は、セックスレスも含めて夫婦間のコミュニケーション不足に不満を感じ、再三の「話し合いの場」を私から相手方に求めたことが始まりでは無いかと思う。

これもまた別の項目で書きたいと思うが、まず事実として、

・21時ごろに帰宅すると、”慌てて”子供たちと寝室に向かおうとする
 →要するに、子どもたちをあえて親(私)に合わせ無いようにする、もしくは、
  夕食の用意をするのが面倒
・朝は必ず私が早く起き、子どもの朝食などを準備、一緒に食べていた
 →理由は、低血圧だからベッドで起きてから1時間は必要、と聞かされていた
  →結婚生活の終盤には、朝4時に起きて公園に運動をしに行っていた
                   ←起きれないのではなかったか?

と言うように、

「コミュニケーションを取ることを完全に拒否していた」

同じくこれも別項で書きたいが、そのずっと以前から、「専業主婦」としての最低限の仕事をしていなかった。具体的には、

  • 掃除
  • 食事
  • 後片付け

などなど。
これについては、程度問題でもあり、その解釈には個人差があるので、ここでは詳細は省く。

要するに、それ以前から私は、

「専業主婦としてのあり方に不満を持っていた」

念の為書いておくと、いわゆる子育てとしての幼児期を過ぎているにも関わらず、だ。

そんなこんなで私から相手方へコミュニケーションを求めていたが全くその気がないようで、
「どうするの?いい加減、私が帰ってから起きてきて話をしよう」
と言うことは何度も”メール”で仕事中に伝えたりした。
ちなみに、上記のように相手方は、寝室で子どもとともに早々に就寝するわけだが、私が帰宅し子どもたちの顔が見たいからと寝室の扉を開けると、

急いで見ていた携帯を隠したりするのを何度となく確認している。

そんなやりとりがしばらく続いたが何も改善せず、並行して新居での生活も始まるが、上記の「最低限の専業主婦としての仕事をしない」ことも何も変わらないのでこちらのイライラは募るばかり。
私からのメールに対する的確な解答もないため、業を煮やして置き手紙、
「そんなことなら離婚する?」
を書いてから、相手方が具体的に離婚に動き始めたことからこの3年弱に渡る離婚の争いが始まるわけだ。

というのが、私の場合のコトの発端とモラハラが出てきた流れだ。
上記のやりとりが「モラハラ」というものらしい。

 

○○ハラスメントというもの


ここでふと気がついたが、モラハラと「ロジハラ」を混同しているのではないか、ということ。
念の為、ロジハラ(ロジカルハラスメント)とは、
「相手の気持ちを考えずに、正論(論理的に正しいこと)ばかり突きつけること」
というような解釈でおおよそ間違いはないだろう。
なんとなく理屈っぽいとかその程度のことを連想しがちだが、例を出そう。

例①(相:相手方)
私「なんで子育ても落ち着いて日中は時間があるのに掃除ができないの?」
相「体調が、、、忙しく、、、」
私「(体調はともかく、無職のどこが忙しいのか、、、)」

例②(相:相手方)
私「日々の家事が全然できていないと思うけど、新居になったらどうするの?」
相「新居になったらするから、、、」

こんなようなやりとりだ。
ここで気付いた方もいるかも知れないが、まともな思考とコミュニケーション能力がありさえすれば、そのやりとりが全て当たり前の「会話」になる。
例えば先ほどの例を、まともな相手との会話にしてみよう。

例①
私「なんで子育ても落ち着いて日中は時間があるのに掃除ができないの?」
まとも「今日は仕事の○○の準備があって、町内会の行事にも参加した。
明日は特に予定もないから日中にやるね」

例②
私「日々の家事が全然できていないと思うけど、新居になったらどうするの?」
まとも「もちろん新居では今まで以上に徹底してやるつもりだよ。
でも家が広くなる分、あなたも○○をやって欲しい。」
私「わかった。では、新居での役割分担を考えよう」

これが人間、これが夫婦ではないのか?

参考までに、私が全て家事を押し付けているような印象かも知れないが、子供の送り・たまに迎え、風呂掃除、子どもたちの朝食の用意、ゴミ捨て、休日の掃除、休日の子供との外出、たまの夕食の用意などはしていた。

ここまでで分かる通り「モラハラ」なるものは、解釈次第、捉え方次第でどうにもでもなるという事と、これは重要なことだが、「〜ハラ」と聞いた途端、聞いた側はその曖昧な「イメージ」だけで、思考停止になってしまう、ということだ。
要するには、「モラル」「ロジカル」の意味すらも知らないのに、
「あそこの夫(妻)はモラハラ夫(妻)(=悪者)なんだって」
というような具合だ。
普段の知人などとのやりとりの中から、そのような経験はないだろうか。

少し調べた限りではどこが発祥で何がきっかけで出てきた言葉かは分からなかったが、個人的には男性蔑視のフェミニストや弁護士が、抽象的な言葉で相手、この場合は男を攻撃するために作ったのでは無いかと勘繰ってしまう。
結局のところ、「〜ハラ」とは、

【実態がよくわらかないもの】

というのが、私の経験で思ったことの結論だ。

申立人「モラハラを受けました。離婚したいです」
裁判官「けしからん」

このシンプルなやりとりが、日本の司法の考え方の全てを物語っているだ。

  • どのようなモラハラを受けたか
  • そもそもそれはモラハラに該当するのか
  • そのモラハラを受けた証拠はあるのか

と言うことには全くと言っていいほど焦点は当てられない。これが現実だ。このまさに男蔑視とも言える国=裁判所の考え方は、それはもう酷いもので、初対面の私に対する裁判官の態度からもすぐに理解できた。この辺りは別項で詳しく書いていきたい。裁判官の名前も出していくかもしれない。

さて、このような理不尽がまかり通るのであれば、文字通り「なんでもあり」になってしまい、実際にそうなっている。

いかにこの日本国の法制度が”抽象的なイメージだけ”で進んでいるかが分かるだろう。

今まさに「〜ハラ」に悩まれている方は、一度その意味や内容を考え直してみてはいかがだろうか。

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